ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

私は私を直視できない

突然ですが 私は、私の顔が、苦手である。 村山 佳徳 こんにちは私です代表です。 “お前またワインと関係ないこと書くのかよ”って声が聞こえてきます(主に自分の中から)。 まぁいいや 苦手なんですよ、自分の顔。 例えば、毎朝髪型を整えますよね。その際…

身の丈と身の程とワインセミナーと

先日ね、私にとっては大変“快挙”なこと、してきたんです。 こんにちは私です代表です。 いわゆるワインセミナーというものに参加して参りましたよ。 これ、快挙ですよ。私にとっては。 いやぁ、緊張しましたね。 私ワイン扱ってるんですよ、知ってました? …

「合格」と「認定」の狭間で揺れる恋心

これね、去年の11月に日本ソムリエ協会から届いてた、2015年度「ワインエキスパート試験」の合否通知。 ね、合格してるでしょ?嘘じゃなかったでしょ? こんにちは代表です村山です。 私だってね、Miitomoで遊んでみたいのに失敗してばかりのいい加減なオッ…

ソムリエ/ワインエキスパート 認定試験のススメ

始まってましたね、ソムリエ/ワインエキスパート呼称試験2016の申し込み。 「頑張れ受験生」ってことで。 こんにちは代表です村山です。 「ソムリエ試験」って存在するの、知ってました? 私、去年の始めまで、知りませんでした。 ワインの世界にも、“資格”…

今始まる、白鳥の湖との熱き戦い at 山中湖

できましたよ、ブログのネタ。 こんにちは私です代表です村山です。 先日、ぷらっと湖に行ってきまして。 私ね、湖とか川とか海とか、水辺が好きなんです。 何でしょうね、日頃の不安とか不満とか憂さとか毒素とかカルマとか、一緒くた湖に放り込みたかった…

「ワイン&グルメ展 2016」に潜入

さぁ ワイン屋さんっぽいこと書くぞ。 こんにちは代表です村山です。 先日こんなところにお邪魔してきまして。 毎年やってる『ワイン&グルメ展』にご招待頂き、馳せ参じたわけです。 いわゆる「展示会」ってやつですね。私、ワイン輸入してるんですよ。知っ…

今始まる、任天堂『Miitomo』との熱き戦い

事務所で一人でいるとき、たまに変なことに凝って時間を忘れてしまうこと ありますよね。 こんにちは私です代表です村山です。 ちょっと面白そうなアプリを見つけたんで、ワインの発注確認しながらイジってみたんですよ。一人で。 任天堂さんによる、『Miito…

それでも私はヤッテナイ

なんか、最近ちゃんとワインのことばっか書いてたじゃないですか。 私の様な社会のミジンコみたいな人間でも、意外とちゃんとしてるんですよ? でもね、「続く」とか「続き」とか、いつまでやんだよって思ってましたもん、自分で。 なんでかってね ネタが な…

甘いは辛い 〜 甘口ワインが亜硫酸塩を必要とする理由 〜

〜 前回 〜 で、今度は甘口。 ▲チンクエ・テッレ Sciacchetra(シャケットラ)。超希少のデザートワイン。 甘口のワインに対する許容量、どの認証においても、他のタイプに比べて目に見えて緩いですよね。 つまり、他より少し多めの亜硫酸塩が必要ってことで…

醸し醸され醸さず 〜 ワインのタイプごとにSO2許容量が違う理由 〜

〜前回続き ~ 再掲ですが、EUの「ビオワイン」における亜硫酸塩の許容量。 タイプ EUビオワイン(単位:mg/ℓ) 赤 100 白・ロゼ 150 発泡 120 甘口 270 「各ワインのタイプで許容量違うのなんでじゃい」って話なんですが これ、根本的な各ワイン造り方/性質に…

世界はハードルに満ちている 〜 世界の亜硫酸塩基準値例 〜

~ 前回続き ~ 日本においては、「1Kgにつき350mg」 ってのが、果実酒における残留亜硫酸塩の基準値なわけですが ビオワインの認証制度のこと、少し前に出ましたよね(ビオワインってなんだ 2)。 これにも繋がるお話。 EUにおける通常ワインの亜硫酸塩基準…

ワインを輸入するために必要なこと

再掲しますが、これね。 前回まで、あれやこれやと書き殴った「亜硫酸塩」。 これ、表示義務があるって言いましたよね。すごいサラっと。 今回はこれについて。 海外からお酒を輸入するのってね、ものっすごい面倒なんです。 あれ? これ 私が言っちゃいけな…

ビオワインってなんだ 5 ~ 挑戦には賛辞を ~

~ 前回続き ~ そうは問屋が卸さない続きです。 亜硫酸塩を減らすって、そんな楽なことじゃないんです。 楽なら皆やりますもんね。 じゃあビオ/自然派ワインの生産者たちは、どうやって減らすんでしょう。 亜硫酸塩が働きやすい環境 前述の通り、亜硫酸塩を…

ビオワインってなんだ 4 ~ 亜硫酸塩は火サスじゃない ~

~ 前回続き ~ で今回は醸造段階のお話。 「自然なワイン」とか見聞きすると思うんですけど、栽培だけでなく、醸造も「自然派のなんたるか」に関わる重要な側面です。そりゃそうですよね。 でも、現代における醸造の現場では、びっくりするくらい様々なもの…

ビオワインってなんだ 3

~ 前回続き ~ ビオワインの分類 一口に「ビオ/自然派ワイン」といっても、その栽培の手法により分類があります。 (※以下は、あくまで大ざっぱな分類です) 手法というより、「哲学」や「世界観」といった趣になるかもしれません。 ビオロジック - Biologi…

ビオワインってなんだ 2

〜 前回続き 〜 さて、日本では規定のない「ビオワイン」ですが、ワイン文化のお膝元、EUではどうなってるのか。 EUにおける「ビオワイン」規定 EUには、“とりあえず”あるんですよ、「ビオワイン」規定。 というか、その「認証制度」ですね。 (※ちなみに、…

ビオワインってなんだ 1

そんな桜、認めない。 こんにちは私です代表です村山です。 桜、咲き始めてますね。 でもね、毎年毎年毎年、桜には物申したいんですよ。 はえーよまだ って さみーよまだ って まだ全然寒いじゃん。ダウンがなかったら毎日即死レベルじゃん。なに?おっちょ…

神頼みの機能

先日のバレンタインデー2016。 皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか。 私です代表です村山です。 恋人同士で、甘い時間を過ごしたのでしょうか 友達同士で、賑やかな時間を過ごしたのでしょうか 私もね、しっかり楽しみましたよ、バレンタイン。 伊勢神…

ワインから見るスロバキアの歴史

雨 ですねぇ こんにちは私です代表です村山です。 雨、ものすごい勢いで苦手なんですよ私。 そりゃ好きな人は少ないでしょうが、私の場合それに輪をかけて苦手なんです、もう土星くらい輪をかけて。 まず髪。「天然パーマ+量が多い」というコンボなので、雨…

ス~っとバレンタイン ~ バレンタインの思い出 2 ~

〜 続き 〜 バレンタインと聞いて、思い出される記憶のもう一つが、今度は20歳くらいの頃。 当時、勉強しによく行ってたファミレスがあったんです。行く時間は、いつも夜中から明け方まで。コーヒー1杯で、大変お世話になってました。 いつものようにそのフ…

ステルス ショコラティエ アタック ~ バレンタインの思い出 1 ~

バレンタインって聞くと いつも思い出すことが、いくつかあります。 私です代表です村山ですチョコください。 一つは、中学生の頃のこと。 当時、私バスケ部にいまして。同年代の方は納得してくださると思うのですが、漫画『スラムダンク』全盛の頃。例に漏…

逆バレンタインを狙う貴男へ ~ 男性から女性へ編 ~

<女性に贈るワイン特集> 近年、よく耳に聞こえるようになった「逆バレンタイン」。 この時期になると、テレビやネットではよく目にすることが多くなりましたね。 しかし、「バレンタインに男性が女性にって……引かれない?」 ということをまず考える御仁は…

バレンタインを狙う貴女へ ~ 女性から男性へ編 ~

<男性に贈るワイン特集> バレンタイン それは、古来より連綿と続く、すべての麗しき女性にとっての一大イベント。 「意中の男性へ向けて、距離を縮めるキッカケに」 「想いを伝えるために」 という位置づけは、昔よりは希薄になっているのでしょう。 しか…

『一平ちゃん夜店の焼きそば「チョコソース」』 テイスティングレヴュー

人間には、「出来心」というものがある。 その行為をすることに、何か特段の意味があるわけではない。 利益不利益とか、得手不得手とか、人間関係とか、そういった全事象から切り離された“自分”が顔を出すことがある。「つい」と口にしたことのある方は多い…

ワインの眠る場所 ~トンネルの向こうはカーヴでした~

~ 前回続き ~ さて、よく「ワインの保管には12~15℃を保つ」ことが重要だといわれます。これは確かなことです。 しかし、じゃあ15℃を越えたら、もしくは10℃位まで下げたら、ダメになるのか というと、そういうわけではありません。 そこまで弱いものじゃな…

ワインの保管はどうするのさ

表題の件につきまして これね、こういう商売始めた途端に良く聞かれるようになりました。意外でした、みんなそんなに困ってたんだ って。 “その他のお酒”の保存方法に関しては、聞かれたことないんですよね。 ってことは、「ワインは気を遣わないとだめ」っ…

ゲヴュゲヴュしちゃう だってトラミンだもん ~ゲヴュルツトラミナー 2~

〜 続き 〜 さて、ブドウって、品種によって栽培できる国、出来ない国があります。伊予柑は愛媛じゃないと、みたいなもんです。伊予柑のことわからないけど。 仮に栽培できても、美味しいワインになるかどうか、それもまた産地によります。もちろん、生産者…

夜のバタフライ フライハイ ~ ゲヴュルツトラミナー 1 ~

こんにちは、私です、代表です。 今日のお話はですね、ブドウ品種ですよ。 今、「ブドウ品種」を「武装品種」って誤入力して、もう一気にやる気がなくなりそうになりましたが、ぐっと堪えて ブドウ品種のお勉強ですよ。 どういう風の吹き回しかと思われるか…

形態形成フィールドを展開せよ ~社名もまた因果~

前回の弊社社名について、ちょっと補足を。 なんでかというと、気づく人は気づくかなって。 “Sheldlake” のつづり 違くね? って。 あの、その、理由がありますよ、さすがにそこは。 いくら、考えなしの標本に手足が生えたような私でも。 完全に響きだけで「…

事例で見る社名の付け方

続きですが、「なにその社名」です。 前回も申し上げましたが、これね、もの凄く困るんです。 なんで困るかって、その質問に答えうるただ一つの回答が 口気持ち良いから で終わってしまうため。 時は遡り、登記申請する時分のこと。 そろそろ社名決めなきゃ…