ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

「ワイン&グルメ展 2016」に潜入

さぁ

 

ワイン屋さんっぽいこと書くぞ。

 

 

 

こんにちは代表です村山です。

 

 

 

先日こんなところにお邪魔してきまして。

 

 

 

毎年やってる『ワイン&グルメ展』にご招待頂き、馳せ参じたわけです。

いわゆる「展示会」ってやつですね。私、ワイン輸入してるんですよ。知ってました?

 

 

海外から来た生産者がブースを展開し、自慢のワインを試飲させると。

 

来場者の内訳は、まぁ千差万別。私の様なインポーターだったり、卸さんだったり商社だったり、飲食店経営の方だったり。

試飲して「これだ」ってやつを捕まえて、商談して、自分の会社の武器にすると。そんな感じ。

 

毎年、目玉となる産地だったり国だったりが違うんですよ。 去年なんかは、南イタリア、特にシチリアワインが大きくブースを展開してましたね。

会期中、セミナーなんかも随時開催して、シチリア産のワインの魅力をプッシュしてて、立ち聞きしてた記憶。

 

今年は何たって、ポルトガルの「ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)」。  

 

※「ヴィーニョ・ヴェルデ」ってのは、原産地呼称名(「D.O.P.」と冠せられます)ですよ。要は、その地域で作られるワインの名前です。 ポルトガルで生産されるステイルワイン(炭酸入ってたりしない、普通のワインのこと)生産量において、かなりの比率を占めます。 これ、ソムリエ/ワインエキスパート試験に出ますよ。今年受験する方は、品種など要チェックですぞ。
 

でっかーいスペースを陣取って、その中に、何組ものヴィーニョ・ヴェルデの生産者ブースを並べてました。

 

 

大体こういう、産地単位で大きくブースを取ってるのって、州政府とかから補助金が出ているはずです。 その産地のワインが売れれば、産業が潤いますからね。

コトは一つ一つのワイナリーの売り上げとかって話じゃなくなるんです。 「ある程度金銭的に助けるから、いろんな展示会で宣伝して来てくれや」といったとこです。WinWinだと。

だから、大きい展示会って、そういう見方すると面白いですよ。

 

 

ビッグサイトとか、幕張メッセとかで開催されるこういった展示会にブースを出す。 これって、当然ながらタダではありません。 すごいですよ。 一番狭いコマを使うのに、30万くらいします。 さらに、電気関係やらその他設備のオプション付けたら、40~50万余裕でいきます。一番狭いブースで、ですよ。

 

それでも出展する。

「その分見返りがある」ということ。

 

私、前職で“版権ビジネス”に関わってまして。「ライセンス展」みたいなのに出展者側で関わった事あるんですよ。 だからね、“こんくらいのブース出してたら、最低こんくらいかかる”って、想像するんです。

↑の写真が、前述のポルトガルの『ヴィーニョ・ヴェルデ』スペース。 こうやって、産地や国単位で、どかーんとブースを取りまくるってことは……軽く計算しただけでも、目ん玉飛び出て駅前まで転がっていきます。

 

あと、ドイツ。商談席もデッカく取って、さすがな感じでしたね。

 

(気になったところを参考までに撮っただけなので、良い写真ありません、すいません。)

 

ヴィーニョ・ヴェルデは、代理店挟まず、ワイナリー直でやって来ているところが多かったんですが、ドイツはさすがに大手さんが間に入って展開してましたね。

そんな違いもあったりするんですよ。

前者は「インポーターを探したい」が中心に、後者は「酒販店や商社を捕まえたい」が中心って感じでしょうか。

 

個人的な感想なんですが 今回のドイツワインは、その力を計りにくい印象。 まだ飲み頃になる前の、固い味わいのものをあえて出品しているワインも多くてですね。

じゃあなんでそんなもん買うのかって、要は、現地で売り切れてしまう前に買い取りたいから。 そんでもって、 2年か3年後の、そのワインの変化を予測して販売に出すと。インポーターさん/代理店さんは、そうやって手をつけるわけですな。

 

※ 一方で、例えばこれ。
スペインは「プリオラート」という産地のビオワイン。 瓶詰めしてから出荷までに、約3年の時間を置きます。瓶熟ってやつですね。 そうやって、まだ固い味わいのワインを瓶内で熟成させ、より「力の引き出された状態で飲んで欲しい」という事ですね。 ワイナリーの思惑、インポーターや商社の思惑…ect。それぞれにあるということです。

 

そのような“先取りワイン”は置いといて

今回のドイツワインって、全体的に、いつもより「酸味が頭一個出ている」ようなものが多かった印象です。「キレがある」ではなくて。 何だろ、ヴィンテージかな。分かりません。

 

 

あとは、ジョージアとか。トルコなんかも面白かったですね。

昼間から試飲しまくって、おしゃべりしまくって いやぁ、毎度毎度、酔っぱらいますね。

 

 

あとは~

 

え〜っと

 

 

会場に入って、私が真っ先に向かったブースが

ココ。

 

 

美味しかったぁ

 

 

アイス

 

 

いや、あの

 

「グルメ展」の方にも、美味しそうなものが沢山あってですね。後学のためにというか、食品の「今」も知らないいけないというか スムージーの美味しいやつとか、ジェラートとか、ハンバーグとか、パスタとか、オーガニックビールとか 広く視野を持って、食品というものの市場を捉えなくてはいけないなってすいませんめっちゃ楽しんじゃいました反省します仕事します。

 

 

まぁ、総評するとですね

 

 

とってもたのしかったです

 

 

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株式会社シェルドレイク 代表村山

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