いい歳したおじさんがカメラの前で独り言ちる虚無を胸に抱いて
STAY &●#in' HOME、してますか?
こんにちは、私です代表です村山です。
業界の最果てでうずくまるワインインポーターです。
早くソーシャル自体とソーシャルディスタンスを取りたいと願い日々暮らしています。
このブログが生存確認としての機能を有していることを思い出し筆をとった次第です。「思い出した」っていうか、「ようやく自分の時間が持ててきた」と言うのが正直なところなんだけど。
健やかに、慎ましく、ひっそりと、野に咲く枯れ草のように生きてますよ。
↑ こっちは野に咲く花の方。今年はツツジが余計に綺麗に見える気がする。
昨今のコロナ禍、そんな野に咲く私を心配してご連絡いただくことも多い4月でしたね。ニュースとか見るより、よっぽど「あぁ そういう世界になったんだよな」と意識されたものです。
同時に、成人男性のちょっとした溜め息程度で吹き飛ぶような弊社なわけですから、さもありなん(同情されても無理からぬこと)と遅れて気付き、一抹の空虚がフレンチキスのようにさりげなく私の胸に訪れました。
でもね、そんなコロナ禍をめぐる心配をよそに、なんと弊社への影響は
ゴリッゴリ にあります。
もう直撃、どストライク、正面衝突、会心の一撃(痛恨の一撃でも可)。
なんたって、弊社を支えてくださっている一角は飲食店さんですからね。飲食店さんが総崩れってことは、雪崩のように弊社にも “禍” がやってきます。
どこか遠くへ、逃げ出したかった。
脳内ではずっと稲葉浩志が『遠くまで』を歌い、私の現実逃避に一役も二役も買っていた。
実は結構青ざめてたんですよ、これでも。
売上もヤバいけど、まぁそれはいつもヤバいから良いとして(ここで一旦意識を失う)、何がヤバいって新しく輸入するはずだったワインが入ってこないことですよ一番は。
在庫がそろそろ危ないわけですよ。
ラーメン屋さんに入って「すいません、麺が切れてて」とか、服屋さんに入って「あー 今着る服ないんですよね、うち」とか言われたらどうでしょう、それなりに面食らいませんか?
かと言って輸入したとしても、買ってもらえるところがないわけですから、ランニングコストだけが電光石火で積まれていくという引くも地獄 行くも地獄の役満状態。
まぁ文句言ってたって仕方ないし、「ヤベーのは人類みな一緒だぜヒャッハー!」ってことで、今は無になり、ただひたすら目の前のことに対処するさながらAIになってます。
菩提樹の下で悟りを開いたお釈迦さんは、きっとこんなお気持ちだったんでしょうね。大いに違うでしょうね。
ラジオ的動画、ひっそりと
3月下旬。都知事から土日の外出自粛要請が出たときから、「何にもしないよりマシじゃん」「自粛を言い訳に自分とこのワインを飲めるじゃん」の精神で気軽に始めました。今はもう後悔してます。
ブログを書く時間と気力が起きなかったので、これなら簡単かなと始め、その後に発令された緊急事態宣言が解除されるその時まではやりきろうと決心し、頑張って続けてます。自分の心に自分で楔を打ったわけです。
◆ 動画内容
「弊社シェルドレイク取扱のワインを飲んで独り言をぶつぶつ呟いてる」だけです。
飲んでいるワイン自体や、ワイナリーの説明、ワイン生産地としてのスロバキアの話などしてます。
1時間ほど撮影状態にしてダラダラ飲み、簡単に部分をカットして、25〜30分にしてます。なんとお気楽な、なんと無責任な。
“カット” してるのは、主に無言でひたすら飲んでるクールタイムや、業界の悪口を言いまくってる部分です。むしろカットした「放送できない部分」の方が面白いんでしょうけど、そんなことしたら弊社の存在が業界から完全にデリートされますのでご理解ください。
◆ コンセプト
“コンセプト”と言ったら大袈裟。
「こんな世界でも(だからこそ)、愛すべきワイナリーとそのワインを紹介する場がほしいな」
ってことです。
当然ながら、スロバキアやチェコの生産者も、ワインが売れなくて困ってます。
せっかく造ったワイン。ストックしておける場所がある生産者ばかりではありません。でもブドウは育つ。またワイン造りたい。そのためのお金は?スタッフの給料は?在庫を置いとく場所は?
そんな生産者同士が、互助していくための動きが現地では行われてます。
こんな時、自身の非力を痛感します。何もできない自分へのせめてもの慰めに、こんなことやってます。
あとはやっぱり、「よかったら一緒に飲みませんか?」ってなくらい感じです。
今はお酒もお家で飲むことがほとんどでしょうから、ご自分のお好きな酒飲みながら、ラジオみたいにして一緒に飲んでくれたらいいなって。
※ 注意事項
1,じっと観ていても何も面白くありません
映像に何の動きもありません。何の事件も、笑いも、社会性も、お役立ち情報も、起承転結すべて無く、虚無のような時間が続きます。
つまり、「観る」よりも「聴く」方に重くべきタイプの動画です。
2,じっと観ていてたら不快になり得ます
「社会人」とはおよそかけ離れた髭面の汚いおっさんが、固定されたカメラの前でただ独り言を呟くだけです。
画面の中の自分の姿を視界に捉えるたび、「え…? これが……私…?」と絶句します。
3,一緒に飲んでください
上述です。自由に外で飲み歩くのは、まだまだ先になるでしょう。家飲みのレパートリーにワインを選んでくれればこれ幸い。
もちろん「シェルドレイクのワインを選んでほしい」ということではなく
「良い生産者がたくさんいる。そういう人のワインを選んでほしい。そしてその瞬間瞬間を楽しんでほしい」
との淡い願望を胸に秘めてはいます。
てなわけで、2020年5月15日現在
一部は緊急事態宣言解除となっておりますが、気は抜かず、手洗い・うがい・消毒、そしてソーシャルディスタンス。
未解除都市に住む方々は特に、各々可能な限りの最低限の自粛を。
大切な人のためにも、どうかご自愛ください。
【YouTube 再生リスト】
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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