ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

「制度」のお話

ワインの成分分析とインボイスとGet Wildと私

皆さん GW、してますか? 私は今、スピーカーから切なく流れるGet Wildをかけながら、事務所で一人、これを書いてます。 その様、さながらアスファルトタイヤ切りつけながら暗闇走り抜けるがの如く。

甘いは辛い 〜 甘口ワインが亜硫酸塩を必要とする理由 〜

〜 前回 〜 で、今度は甘口。 ▲チンクエ・テッレ Sciacchetra(シャケットラ)。超希少のデザートワイン。 甘口のワインに対する許容量、どの認証においても、他のタイプに比べて目に見えて緩いですよね。 つまり、他より少し多めの亜硫酸塩が必要ってことで…

醸し醸され醸さず 〜 ワインのタイプごとにSO2許容量が違う理由 〜

〜前回続き ~ 再掲ですが、EUの「ビオワイン」における亜硫酸塩の許容量。 タイプ EUビオワイン(単位:mg/ℓ) 赤 100 白・ロゼ 150 発泡 120 甘口 270 「各ワインのタイプで許容量違うのなんでじゃい」って話なんですが これ、根本的な各ワイン造り方/性質に…

世界はハードルに満ちている 〜 世界の亜硫酸塩基準値例 〜

~ 前回続き ~ 日本においては、「1Kgにつき350mg」 ってのが、果実酒における残留亜硫酸塩の基準値なわけですが ビオワインの認証制度のこと、少し前に出ましたよね(ビオワインってなんだ 2)。 これにも繋がるお話。 EUにおける通常ワインの亜硫酸塩基準…

ワインを輸入するために必要なこと

再掲しますが、これね。 前回まで、あれやこれやと書き殴った「亜硫酸塩」。 これ、表示義務があるって言いましたよね。すごいサラっと。 今回はこれについて。 海外からお酒を輸入するのってね、ものっすごい面倒なんです。 あれ? これ 私が言っちゃいけな…