ほぼ全裸で起業して3年が経ちました
博多より 虚無を込めて
こんにちは私です代表です村山です。
人間が 多すぎる。
多すぎた。多すぎたんだよ、人間は。
この地球(ほし)に生きとし生けるものの頂点に君臨して以来、自らの種を存続させるため有り余るほど過剰に他生物を喰らい、過多なるほど自然を拓き、結果全人類の吐き出す二酸化炭素を吸収しきれないほど山は枯れ、海は泣き、風は止み、神は背を向け、もう読者は何を言ってるのかわからないだろうし私もとっくにわからないんだけど
「人間の欲望の最果て、その具象の波が私に襲いかかってきています」
という旨のシュプレヒコールをあげたいくらいには人間が多すぎる、と言いたかったんです私は。
このクリスマス、博多には日本人口1億2千万人のうち、1億3千万人くらいは集まってるんじゃないかな。
博多に来る度にいつも思うけど、たぶん駅内の人の多さなら東京駅に匹敵するんじゃないですかね。
さすが博多、今最もアツい街。アツくなりすぎて、性病者数が近年爆増してるって記事をこの前見かけました。もう最高ですね。
あまりの人の進まなさに、もう
って気円斬をアンダースローの要領で低空に投げ、愚かなる人間どもをバッタバッタとなぎ倒し、博多駅に凄惨なる光景を現出させる妄想をしながら、「あ すいません………あ 通ります…」って牛歩で進みます。
寄るべき現場を回り、仕事を終わらせ、ようやくホテルにチェックイン。
「はあぁぁ〜〜〜ぁ」と奈落の底から息を吐き、ベッドに腰を下ろすと、最近泊まった出張先のホテルの中では破格の大きな大きな窓。
この窓の前でいきなり全裸になってやりましたからね。「見ろよ…ほら見ろよ!」って謎に胸を張って。
いや変態とか性癖とかじゃなくて。これはなんて言うんだろう、体制に対する反逆心とか、なんかそういうやつ。「パンク」ってこういう気持ちから自然発生したものなんだなって、その時私は理解した。絶対違うと思うけど。
気がつけば4年目突入
毎年、街のイルミネーションを見てから、ようやく思い出します。自分の会社のアニバーサリーを。
本当に2日前まで気づいてなかった。あまりの苛烈・激烈・奇想天外な仕事あれこれに押し流され、そんなことは頭に浮かぶ余地が一切なかった。
毎年思うんですけど、なんで私シェルドレイクをクリスマスなんかに発進させたんですかね。
バカじゃないの、シェルドレイクの人
って毎年思ってます。これ書きながら、今年も思ってたところです。来年から、夏くらいの開業って歴史改変しようかな。
「誰かがシェルドレイクを祝ってくれる」という余地が限りなくゼロに近くてブルーじゃないですか。だって、みんな祝うのはキリストの方なんだもん。
キリストっていいよなぁ、みんなに祝われて。もうキリストの方からこっちを祝ってこいよマジで。
でもまぁ、クリスマスが誕生日のせいで、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントが一つにまとめられる悲しみみたいなやつをキリスト君は背負ってると考えて溜飲を下げましょう。
飛行機からの風景を眺めながら、目が回るような1年を思う。
あまりに苛烈な1年で、なんか夢だったみたいに感じます。昔観た映画を思い返してるような。
まず思うことは、何よりこれ一択。
丸3年 よく潰れなかったなぁ
いやほんとに。
しかしながら、去年、そして一昨年の売り上げと比較したところ、今年度は確実に上がってるんです。上がったって言っても、微々たるものですけど。
関わりあう合う人、そして支えてもらってることが、それだけ多くなってるってことですね。
悩んで、うなって、困り果てて、喜んで、嬉しくて、ふてくされて、怒って、また喜んで。そんな繰り返し。
この1年、どのくらい進んだんだろう。毎年思います。
1歩も進んでない気がする。
いや半々歩くらいは進んだような。
でもやっぱりこの方向は前じゃないかもしれない。
針のない羅針盤を持って彷徨うかのような365日。
今年は辛かった。本当に辛かった。
身体の酷使よりも、心の酷使をずいぶんとした。こんなに感情が一定方向にだけ投げつけられ続けるようなことは、今までの人生でなかった。多分これは今しばらく続くだろう。
親父が逝った。大変世話になった方も亡くなった。たくさん笑いあったあの人も亡くなった。
背負うなんて考えもしてなかったものを、背負うことになった。
誰にだって起こることだ
仕方のないことだ
逃げるわけにいかないんだ
題目のように唱え続けながら走った1年だった気がする。
投げつけられた心を今見つめてみると、あちこちひどい傷が見受けられる。幸い致命傷は無いようだけれど、我ながらちょっと同情する。
致命傷を避け、それでも平気にしていられるのは、きっと心の強度のおかげでは無い。
ふとした時に、色んな人が支えてくれてることに気づく。気にしてくれてるんだって感じる。
すると、方向はどうあれ、まずは靴を履いて、この足を進めてみようと思う。
生産者がいて、パートナーがいて、お客さんやお店さんがいて、シェルドレイクがある。
こうして私は生かされている。
まぁ人間、生きてりゃ色々ありますね。
こうして人間一人の器に、塵のように少しずつ堆積していって、層になって、厚みになって、人生って呼ばれるようになるんですね。重くもなるわけだ。
ほぼ全裸状態で起業して、シェルドレイク、4年目にぬるりと突入します。
来年は明けて早々に、いよいよ新規ワイナリーからのワインがどっと押し寄せます。
スロバキア、そしてチェコから、珠玉のワインたち。早く皆さんに飲んで欲しくて、そわそわしてますよ。
お楽しみにしていただければ幸いに存じます。
年末年始、引きこもり用ワインのご注文もお待ちしております。
シェルドレイクのワインが
あなたの素敵な時間を演出する一助となりますように。
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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