事例で見る社名の付け方
続きですが、「なにその社名」です。
前回も申し上げましたが、これね、もの凄く困るんです。
なんで困るかって、その質問に答えうるただ一つの回答が
口気持ち良いから
で終わってしまうため。
時は遡り、登記申請する時分のこと。
そろそろ社名決めなきゃなーって思って、ベッドにごろんとしていた夜。
ワインを扱うわけですから、まずはやっぱりその方向で社名を考えるわけです。
前回のパターン②(実存する物質、現象、行動などを表す言葉を使った社名)。
そこから更に派生して、オシャレ感を先鋭化させたのが、パターン③(ある言葉同士を組み合わせた造語による社名)を考えてみます。
いろんなワイン会社をネットで見てきて多かったのが、「ワイン(ズ)」という言葉自体を使う社名。そりゃ当然です。消費者への分かりやすさは、会社の命です。
あと、多く使われるのは「ヴァン」とか「カーヴ」とか。「ヴァン」ってのは、ワインのフランス語。「カーヴ」ってのは、洞窟を意味するワイン貯蔵庫のことですね。なんかカッコいいでしょ。
この方向で、まず考えたんですよ。
思いつきましたよ一瞬で。10個くらい。
「ボイン ワインズ」とか、「機動戦士グラン・ヴァン」とか。
却下です。 (この間、約10秒)
この先どんなに洒落た言葉を考えても、自分にはどうしたって背伸び感しかしないだろうと、すぐ諦めました。
次に、パターン①(自分の名前から取ったり、家系の歴史などを絡めた社名)を考えてみます。
バンドで言うと、Bon JoviとかDokkenとかDaughtryとかですかね。つまり、ボンジョヴィシステムですね。
一瞬で 却下です。 (この間、約0.07秒)
そんな、由緒ある家でもなければ、誇れる生き方してきたわけでもないですし。根本的に、そんな自分・自分って出したくなかったですからね。
ボンジョヴィシステム、却下です。
考えてみたら、Bon Joviなどのバンド名ってすごいですよね。日本風に言うなら、「村山」とかですよ、バンド名が。「ワールドツアー中のロックバンド、村山が日本に凱旋」みたいなことになるわけですよ。
「ロックバンド・村山のボーカル、村山佳徳が1stソロアルバム『ムラヤマヨシノリ』をリリース」みたいなことになるわけですよ。
「マリリン・マンソンのボーカル・マリリン・マンソンがマリリン・マンソンを脱退」なわけですよ。
あれがこれで、これがあれで、もうわけわかんねーなって、なりませんかね、現地の方々。
そして気づきました。また話が逸れてますね。
ここまでに、すでに10.007秒以上も考えているわけですが、なかなか決め手がありません。
だからね、もうこの際意味とかいいや って。
響きが格好良ければいいや って。
なんかこう、“シュッ”とした感じ?
“シャッ”っとしたニュアンス?
シャッと……しゃ…シャル……シャルラ……シュル…シェラ……シェルダ……シェルドラ……シェルドレ…シェルドレン………シェルドレイク
…
…
シェルドレイク
おぉ
シェルドレイク
おぅふ
口気持ちいいな、これ
決定で(この間、約20秒)
以上が「社名から読み解くワイン会社大綱」の4つ目
パターン④:なんとなく響きでつけた
となります。
皆様
社名はよく考えて決めましょう。
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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