形態形成フィールドを展開せよ ~社名もまた因果~
前回の弊社社名について、ちょっと補足を。
なんでかというと、気づく人は気づくかなって。
“Sheldlake” のつづり 違くね?
って。
あの、その、理由がありますよ、さすがにそこは。
いくら、考えなしの標本に手足が生えたような私でも。
完全に響きだけで「“シェルドレイク”いいじゃん」と決めたは良いものの
どこか別会社の社名と被ったら、良くないじゃないですか。せっかく気に入った響きですし。
だからね、検索してみるわけです、「シェルドレイク」を。
あったんですよ。
というか、いらっしゃったんですよ、シェルドレイクさん。
ルパート・シェルドレイク(Rupert Sheldrake)
イギリスの生物学者で、ある種の“トンデモ科学者”とも見なされた方。更に調べると、“シェルドレイク協会”的な、学会のようなものも目に入ります。
ここで悩みました。
“Sheldrake”をそのまま使って、なんか後々ケチ付けられたりしたら面倒じゃないですか。
私、吹けば飛ぶ会社、というかむしろ、吹けば細胞レベルに分解して土に還るような会社ですからね。
だから、リスク回避の意味合いで、一文字変えました。
“Sheldlake”に
なんという姑息。
なんという安直。
なんという考えなし。
今ダーッと書いてて、私の本能が、そう、呟いていますが
時既に遅し、です
でも、「シェルドレイク」を社名にした本当の決め手。
それは、この科学者ルパート・シェルドレイクの提唱した仮説、『形態形成場仮説』(シェルドレイクの仮説)を読んだことによります。
その理論は、要約するとこんな感じ。
「現在現出している行動・思考などを含むシステムの形態は、過去に現出した同じような形態で形成された『形の場』に影響を受けている。それは、直接的接触のいかんに関わらず、時間や空間を超えて起こる共鳴現象である。
つまり、『形の場』が一度形成されると、時空・空間を超えて、これから発生する物理的・化学的システムに影響を与え、それを再現させようとする。」
めっちゃ ロマンチックじゃないですか。
今自分がしていること 考えていること
今目の前にあるもの 起こっていること
これはすべて、全く顔も知らない、情報も見たこともない、そんな誰かや何かが、過去に形成した「場」の影響だって考えたら。
今の世の中で起きていること、今ある社会。
それは、遠い遠い昔、この世界のどこかで現出していた似た世界かもしれない
ワインだって、紀元前からあるお酒。
さして大きな変化もなく、それは今もなお造られてる。
世界中でブドウが栽培され、ワインが造られてる。
この仮説にあるような力学が、もしも働いていたとしたら
ロマン、ドヴァドヴァ溢れませんか。
だから、これも運命だと、『形態形成場仮説』の証左だとこじつけて
迷わず決めました、「シェルドレイク」に。
この仮説、自然科学を根本から否定するものです。
賛否両論巻き起こりはしたものの、この仮説はオカルトと見なされ、彼はトンデモ科学者と見なされているようです。さもありなん、とは思います。
今思えば、この非常識でツマハジキにされている感じに、私が勝手にシンパシーを感じてたような気もします。
彼からしたら、良い迷惑ですが。
シェルドレイクさん、僭越ながら貴方の仮説、乗っからせて頂いております。
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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