ソムリエ/ワインエキスパート 認定試験のススメ
始まってましたね、ソムリエ/ワインエキスパート呼称試験2016の申し込み。
「頑張れ受験生」ってことで。
こんにちは代表です村山です。
「ソムリエ試験」って存在するの、知ってました? 私、去年の始めまで、知りませんでした。
ワインの世界にも、“資格”ってやつはあるんですよ。 「ソムリエ」と「ワインエキスパート」ってやつ。
「ソムリエ」ってのは皆さんご存知ですよね。日本にもあります。「ソムリエ」になるための試験。
でもですね、例えば、イタリアやフランスにおいては、「ソムリエ」は国家資格ですけど 日本においてはまだ、「ソムリエ」は国家資格じゃありません。 ワイン文化が育まれていないから、当然と言えば当然でしょうか。
ソムリエってお仕事は、基本的には“給仕する人”。
レストランでお客様にワインのアドバイスと提案を行い、きっちりとサーヴすると。 他にも、その店のシェフと料理構成から話し合い、料理とワインの組み合わせ(「マリアージュ」なんて言います)を考えたり。
もちろん、ソムリエの資格と知識を以て、他の仕事(セミナーやらアドバイザーやらコンサルタントやら)をする方々も沢山いらっしゃいますな。
さて、「ソムリエ試験」を受けるには“受験資格”ってやつがあります。 以下、日本ソムリエ協会のHPから抜粋。
以下の職務を通算3年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
私ね、この“受験資格”を満たしてなかったんですよ。飲食業界にほとんど関係してこなかったので。
だから、「ワインエキスパート」ってやつの方を受けました、去年。
20歳を超えているなら、受験資格は何もありません。「誰でも来いや」と。
この「ワインエキスパート」、試験に合格し認定されると、何が起こるのか
何も起こりません。何にもなりません。
“身も蓋もない”とはこのことですね。国家資格じゃないという意味で、ソムリエも同じですけど。
何事もそうですが、結局「それを以て何をするか」です。
「じゃあなんで受けたんだよ」って話なんですが、 要は、ワインの勉強したかった流れです。
飲食の経験もないし、ワインのこと教えてくれる人も誰も、周りに人っ子一人いない状況っていう、“ぼっち”の体現者みたいな私。
そんな私、『Winart』なんかの専門誌を試しに買ったは良いものの、中身読んでも全っっく理解できませんでしたからね。 「宇宙人の言語が沢山出てくるでござる」 って、思考停止してました。
何をすれば勉強になるのかも分からなかった時に目に入ったのが、「ソムリエ試験」の試験対策テキスト。他の資格と同じく、こういう手合いの本、沢山出版されてるんですよ。 こういう資格のためのテキストって、基礎の基礎から書いてくれてるじゃないですか。「こりゃ良いな」と。
試験なんて受ける気ゼロだったんですが、「せっかくだし、ついでに受けてみるか」の熱き精神で受験したわけです。
“ワイン学校に通う”という手もありますよ。
ちなみに私の場合ですが、とある大手ワイン学校の講座料を見て、
た っ か
と、静かにPCを閉じた淡い思い出。
「もう独学で良いや」って 折れたシャーペンの芯くらいの速さで決断しました。
でも、「人から学ぶ」ってきっとタメになります。興味のある方はご一考を。
これ、1次試験の問題。知識を問われます。選択式で、私が受けた去年は130問ありましたね。
現在、社会のミトコンドリアみたいな矮小なこの私でも、自己採点で120点取れました。何とかなるもんですよ、勉強すれば。
んで、2次試験がテイスティング。去年は[赤2種・白2種・それ以外の酒類1種]。
この2次試験が、なかなかに、厄介です。
こんな感じで、シートを渡されて、各ワインの、各特徴を選択していくと。 一っ番ヤバいのは「香り」部の「特徴」。ココですココ。
ここにある全ての項目から、そのワインに合致する特徴を8個とか(ワインにより変わります)、選択しないといけません。
それが4種類。
私、3つは品種当てましたし、[ワイン以外のお酒]も答えられたんですよ。“せっかくだし受けるか”の割りに、なかなかヤルでしょ。
でもね、上記から分かるように、2次試験に関しては「品種を当てる」ものではありません。「鼻と舌を総動員してワインの特徴を捉えろ。そして選べ。さすれば開かれん」って感じ。
こんな私でも、独学で何とかなりましたからね。 受験する方、頑張ってみてください。
繰り返しになりますが この“認定を受けた”ことに意味はありません。
その“知識を以てどうするか”。そこに意味があると思います。
ワインの見方・飲み方も、きっと色鮮やかになりますよ。
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株式会社シェルドレイク 代表村山
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