ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

新入荷ワイン紹介3 スロバキア・MAGULA新作 〜カルボニック / ロゼ 〜

新入荷ワインのご紹介、続きです。

 

 

 

 

前2記事はチェコより。

そして今回はスロバキアからのめっちゃ美味しいやつ。弊社一番人気と言っても過言ではない、こちらのワイナリー。

 

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Wine Estate MAGULA マグラ

1931年から3世代に渡りワインを造りを伝承し続ける家族経営ワイナリー。 たった10ヘクタールの自社農園で、徹底した収量制限の元、除草剤・農薬・化学肥料を一切使用しないブドウ栽培。野生酵母による発酵。人的介入を最小限にし、酸化防止剤を始めとした添加物に頼らない醸造。この土地の特徴をそのままブドウとワインに反映させることにこだわるMAGULAのワインは、その他のものとは一線を画す特徴的で芳醇な香りを湛える。瑞々しい果実味、そして体に染み渡っていくようなエキスは、そのワインが「大地から生まれたものだ」と確かに感じさせてくれる一滴である。

 

※ワイナリーに関してはこちらも参照ください

 

MAGULAより、2種の新作をお持ちしました。

 

まずは、とびっきりジューシーな赤、の新ヴィンテージ。

 

 

Carboniq 2017

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『カルボニック 2017』。前回の2016ヴィンテージでものすごく気に入っちゃったんで、新ヴィンテージを楽しみにしておりました。

 

ラベル表記について

醸造法は、ワイン名の『カルボニック』からわかる方も多いはず。マセラシオン・カルボニック法によるワインです。

こちらで、何となくイメージしていただければ。

 『2016』はポルトギーザーの生育があまり芳しくなく、他2品種で補いました。それも非常に面白いし好きだったけど。 

 

今回の『2017』ではポルトギーザー100%。これを待っていた。

 

『Carboniq 2017』テイスティング 

 ラベルが相変わらず可愛い。ボトルが太いやつになりました。

 

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引き続き、撮影環境@ブタ小屋からお送りします。

 

グラスの向こうが見えるくらいの薄い色合い。ちょっぴりピンクがかってますな。

 

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【香り】。MAGULAのカルボニックだ〜 わっほぃ って。これですよこれ。

 

マセラシオン・カルボニックの特徴ですね。甘やかなイチゴとかクランベリー。

仄かにスミレのようなフラワリーな香りも。

『2016』とはかなり異なりますね。『2016』はもっと、梅ジソジュースのような香りが強かったんですが、『2017』はもっと優しい感じ。より甘やかな香りが顕著。

 

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【味わい】ですが、もう1杯目からいけますね。

下手に1杯目の白ワインで迷うくらいなら、この『カルボニック』を飲んどけば全て丸く収まる、そしてこの世から紛争がなくなる、そんな味わい。伝わってますか?

 

ひたすらジューシーな果実味。DA PUMPがU.S.A踊りだすような軽やかな口当たり。

ほんのり甘い果実味に、柔らかな酸味が合いの手を入れてくれてます。身体の全ての器官に染み渡っていくかのよう。

気づけば目の前のあなたのグラスも空になっていることでしょう。

 

度数は10.5%。ワインが苦手な方にも、美味しく飲んでいただけるかと。

 

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「『2016』より『2017』の方が好き」っていう人、結構多いと思います。よりジューシーな甘やかさ、柔らかな酸味。

 

甲乙は付け難いですが、前ヴィンテージとは全く異なる味わいを魅せてくれる『カルボニック 2017』。 

量が少ないのでお早めに。

 

 

Pink Wolf 2017

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MAGULAのロゼですよ。お初です。 

もうラベルが可愛すぎるでしょ。『ピンクの狼』、本当良いワイン名。

 

ラベル表記について

ラベルに記載している『Ružový vlk』。スロバキア語です。

・Ružový = Rose, Pink

・vlk = Wolf

英名『Pink Wolf』ってことです。

 

で、使用品種を収穫した場所に関して。

 

MAGULAの畑は、主に[Rose Valley(薔薇の谷)][Wolf Valley(狼の谷)]とそれぞれ呼ばれる場所に位置しています。

この谷の入り組みが、ミクロクリマを形成しているわけです。

 

で、使用品種が

 

・ポルトギーザー 65% = Wolf Valley で収穫

・ブラウフレンキッシュ 35% = Rose Valley で収穫

 

 というわけで『Pink Wolf』って名付けられてるわけですね。

 

 

『Pink Wolf 2017』テイスティング 

ちなみに、澱引きのみを慎重に行っただけのノンフィルターです。

 

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【外観】。綺麗な色合いですなぁ。ラベルと同じく可愛らしい色合い。うまそう。

 

結構濃い目の、オレンジがかったピンクといったところでしょうか。うまそう。

 

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【香り】。フレッシュ感ありますなぁ。香りだけで、スイスイいけそうな飲み口が予想されます。

 

フレッシュなラズベリーってのが強いですな。そしてバラ。いい香り。

少し塩っぽいニュアンスがあとを引きます。

 

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【味わい】。こりゃ爽やかな飲み口。でも後を引く味わい。

 

新鮮な赤い果実をかじったみたい。ピュアッピュアな果実味。それでも、黒ブドウ由来の仄かな苦味が口に残って、コクになってます。

飲み込んだ後も、最後までジューシーな後口で、次々飲みたくなりますね。

 

爽やかで、優しい。そんなワインです。

 

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暖炉の前でこの『Pink Wolf』を傾け、隣には狼がスヤスヤ寝ている。

 

そんな、現実の私の生活とはかけ離れた妄想が加速するワイン。

寒い日に暖かい部屋で、暑い日に外で。様々なシチュエーションでマッチするワインとなりましょう。

 

ピンクの毛をした狼たちが、あなたをお待ちしております。

 

 

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さて、MAGULAからの新作は以上。

すでにいくつかのお店さんでは出ておりますが、一般販売は明日より開始となります。

 

ついでに、大人気につき売り切れていたこちらのワインも、リクエストにお応えして再入荷しました

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【ポルトギーザー 2015】

 

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【ブラウフレンキッシュ 2014】

 

 こちらも併せて、ご興味のある方からのご注文、お待ち申し上げます。

 

 

※3月6日追記

スロバキアの自然派生産者・MAGULAの販売を開始しました。

 

皆様のご注文、心よりお待ち申し上げます。

MAGULAのワイン

 

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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ

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