ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

2018年冬 新入荷ワイン紹介 2 〜ノンフィルター赤と新ヴィンテージ〜

新入荷ワイン紹介、続きです。どんどん行きます。

 

本日は、飲んだら我知らず求婚したくなるような瑞々しい果実味溢れる赤を2種

 

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そして、生産者はこれまた弊社で人気トップのこちらのワイナリーから。

 

 

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Wine Estate MAGULA マグラ

1931年から3世代に渡りワインを造りを伝承し続ける家族経営ワイナリー。 たった10ヘクタールの自社農園で、徹底した収量制限の元、除草剤・農薬・化学肥料を一切使用しないブドウ栽培。野生酵母による発酵。人的介入を最小限にし、酸化防止剤を始めとした添加物に頼らない醸造。この土地の特徴をそのままブドウとワインに反映させることにこだわるMAGULAのワインは、その他のものとは一線を画す特徴的で芳醇な香りを湛える。瑞々しい果実味、そして体に染み渡っていくようなエキスは、そのワインが「大地から生まれたものだ」と確かに感じさせてくれる一滴である。

 

※ワイナリーに関してはこちらも参照ください

 

 

『Modrý Portugal classique 2015』(ポルトギーザー クラシック 2015)

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前ヴィンテージ、大人気御礼で売り切れた『ポルトギーザー クラシック2014』から新ヴィンテージの2015

 

ものすんごい楽しみでした。このワイナリーのワイン、ほんっとヴィンテージで味わい変わりますからね。前回記事のドミン&クシツキーも然り。

つまりは、その年の作柄をそのまま瓶に閉じ込めるように造っているということ。

この違いが面白いですね。

 

 

『ポルトギーザー クラシック 2015』テイスティング 

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【外観】わかりますかね?わかりませんよね。撮影した人間の腕がゴミなんですね私ですけど。

若干濁っているというか、霞みがかった感じ。色も薄いルビーのような。

つまり、あまり濾過(フィルター)をかけてないってのを想起させますな。そんな色合いに、おじさんホックリ。

 

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【香り】はですね、「あぁ〜マグラの香りだなぁ」って。

このワイナリーのワイン、品種違っても“共通のクセ”を感じるんですよね。それがまたクセになるという。

 

開栓して直ぐはフレッシュ感満載のプラム。そんでスミレ。あとのようなニュアンスも。

しばらくすると、甘みのあるプルーンザクロの香りも立ち上がってきますぞ。

なんか、「うまそう」な香り。

 

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【味わい】なんですが、第一印象はやっぱり軽やか〜〜な口当たり。これもマグラのワインはどれもそうですなぁ。

飲み込むと、身体に じんわぁぁああ って染み込んでいくのがわかるよう。

そんできれ〜いな酸味瑞々しい果実味が相まってめっちゃジューシーに感じます。抱いて。

瑞々しいんですけど、口の中にどこかほんわりと果実の甘みも。そしてキメ細かなタンニン。ニクいね大統領。

軽い口当たりとは裏腹に、味わい深い余韻が口中いっぱいに広がります。

 

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前ヴィンテージから、また違う一面を魅せてくれました。なんというか、よりジューシーで軽やかになったような。

「赤って言ったら重いもの!」

っていう方には、こういうワインは物足りないのかもしれませんが、2〜3杯飲めば、気がつけばハマってると思いますよ。

 

2015」をそのまま瓶に閉じ込めたようなポルトギーザー100%・2015ヴィンテージ。

 

ぜひ口にしてほしい一本です。

 

 

 

『Baccarra 2015』(バッカラ 2015) 

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超超超絶 少数生産です。 

酸化防止剤 無添加。さらにノンフィルターの、The ナチュラルワインですね。

 

 

本っ当、楽しみにしておりました、この赤。

この生産者のマグラって、こういう別ラインちょいちょい造るんですよ。

 

【通常ライン】

 ・先ほどの『ポルトギーザー クラシック

 ・再入荷の『ブラウフレンキッシュ

【特別ライン】

 ・完売済みの『オレンジウルフ

 ・この『バッカラ

  

 のように。

 

※『オレンジウルフ』はまた造ってくれってお願いしております。

 

そして、この、ラベルの可愛さよ。

 

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「ブラックバッカラ」 というバラがあるんですよね。そこから取った名称でしょう。

 期待しちゃうじゃないですか、こんな素敵なラベル。

 

 

『バッカラ 2016』テイスティング

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【外観】はこんな。

 

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引き続き、ゴミみたいな撮影技術。私ですこんにちは。

先ほどの『ポルトギーザー 』とは打って変わって、グラスの向こう側が見えない濃い色調ですね。若干、紫がかってるでしょうか。

それでも、ノンフィルターにしてはなんと美しい色合いでしょうか。

 

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【香り】。上品の一言。最高にトベる香りです。「あぁぁはぁぁぁあああ」って声が出ます。

 

ラベルの通り、赤いバラを思わせる甘く上品な香りが先行します。なるほど、この香りから『バッカラ』というワイン名をつけ、このラベルにしたんだなと納得。

プラムやほのかに甘やかなベリー。エロい。

複雑な香りながら、上品・エレガント・エクセレント・エロいの一言。どれかをお選びください。

 

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【味わい】ですが、もう「エキス」って感じ。身体中に染み渡るような、細胞の隙間を埋めていくような

 

ぎゅっと凝縮した果実味と綺麗にしゅーーんと伸びる酸味。これが口いっぱいジューシーに後を引きます。愛してる。

仄かなスパイス感のある酸味と、舌にさらりと残るタンニン。抱いて。

スルリと喉を滑るような飲み口。好きにして。

甘やかなベリー系のアフターがまた心地よく。結婚してください。

 

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『Baccarra 2016』の使用品種が気になる方は以下へレッツジャンプ。

→※『バッカラ 2016』使用品種

 

 

ノンフィルターとは思えないほど、きれ〜〜いに仕上がっているワインです。

 

なんというかな

 

すごく上品なのに滲みでるエロさと言いますか。

すごく優美だけど漏れ出す色情というか。

わかりやすくいうと

 

『Baccarra 2016』=壇蜜 

 

ですね。伝わってます?

この業界、よく良いワインを「複雑」と称するんですが、そういう意味でも複雑です。

 

改めて言いますが、超少量しかありません

すぐ完売するかと思いますので、お早めに。

 

珠玉のノンフィルター赤、ぜひその身で体験を。

 

 

 

お次は、白三銃士。

 

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 〜続く〜

 

 

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             ※『バッカラ 2016』使用品種

品種のお勉強、はっじまーるよー。

 

3つの品種のアッサンブラージュ(混醸)です。

 

 ・Frankovka Modrá(ブラウフレンキッシュ)
 ・Modrý Portugal (ポルトギーザー )
 ・Dunaj(デュナイ)

 

「ブラウフレンキッシュ」も「ポルトギーザー 」も、マグラではメインとなる品種ですね。共に100%でワインを造ってます。

ポルトギーザー」ですが、元々はドイツでよく使われる品種でした。最近はあんまり使わないみたいですね。スロバキアの西隣、オーストリアでは結構見かけます。

品種特性としては、フレッシュでフルーティ、軽やか。重いワインにはなりません。

 

スロバキアでメインで使用する生産者はほとんどいません。マグラではよく使用されてますね。生産者が好きなんでしょう。ポルトギーザー愛がよく伝わります。

 

「Dunaj(デュナイ)」に関しては、こちらで書いてます。

 ↓

  100%ではなかなか美味しいものには出会えませんが、コクを出すための補助としてはよく使われますね。

 

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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ

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