弱小ワインインポーターはインスタグラマーになる夢を見る
みなさん
グラマって ますか?
こんにちは私です代表です村山です。
インスタグラマーになりたい
そう思った時期が、私にもありました嘘ですけど。
Instagram、気がついたらSNS一番人気になってましたね。
インスタって意外と前からあるんですけど、でも当時はこんなに流行るなんて思ってもみませんでした。
日本でのインスタ隆盛っぷりが顕著になったのは、時期的にFacebookが買収した後からって気がしてますが、本当の火付けって何だったんでしょうね。
そんな中。
迫り来るインスタ包囲網
少し前から、特に最近、各所でこう言われるようになりました。
「え、インスタやってないの?」
「インスタ絶対やるべきだよ?」
「インスタやらないとか人間性を喪失するよ?」
「インスタやらないとか死ぬべきだよ?」
「インスタやらないとか倒産するよ?」
「インスタやらないとかニャニャーンニャーニャニャny……」
以下略
本当にね、コンスタントに言われるので、こう、なんて言うか
迫り来る影のような…
真綿でじわじわ締められるような…
井戸からずるずる這い寄る貞子のような…
そんな、ちょっとした焦燥感に駆られている、というのが正直なところです。
「あれ?これもしかして、仕事的にもやるべきなやつかな」っていう。
インスタグラムヘの遠き道のり
私は主に仕事のことと生存確認の機能として、Facebookを多少はいじってます。
ですが、たぶん自分で会社やってなかったら、とっくに放置か削除してます。
だって、誰が私の日常生活見て喜ぶのでしょう。生みの母でさえ、私の日常生活見たら苦虫噛み潰したような顔するんじゃないでしょうか。
※私の日常に関しては↑を読むと早わかりです
で、上記のように周りから散々言われてるにも関わらず、なぜ未だにインスタグラムに手を出していないのかって怖いからに決まってるじゃないですか。
1:羨望のラグジュアリー
※Ramicaより
まず、「インスタグラマー」「インスタ映え」「フォトジェニック」といったモダンワードに代表される、底はかとないオシャレ感、キラキラ感、ラグジュアリー感。
このイメージ(というか偏見)が、堅く閉ざした鉄扉の如く私の前に立ちはだかり、その一歩を踏み出せずにいることが主要因となります。
井の頭公園の池の底みたいなドブ感満載の私が、果たして足を踏み入れられる領域なのだろうか。
いや、きっと私がインスタに参入したところで、「やだーあの人見て〜wwwプスプスプス」って指を指されるだけなんだ。絶対そうだ、そうに違いない。
怖い。うん やめよう。
こうなるわけです。
2:戦慄のハッシュタグ
インスタと言えば、「#」(ハッシュタグ)ですよね。
一つの投稿に対し、皆さま沢山の「#」を付けてポストしてますよね。あまりの「#」の乱立っぷりが、時に物々しい剣山のように見えることがあります。
でも、この「#」には大きな意味がある。私のような路地裏の換気扇汚れみたいなオッサンにだって、そのくらいはわかります。
私の場合、仕事の意味合いゼロでインスタとかほぼやらないでしょうけど、例えば
#ワイン #wine
とか付ければ、その方面の人々の検索に掛かり、同ジャンルの愉快な仲間達が増える可能性が広がるという単純な想定ができます。
ペット好きなら
#puppy / #kitten / #ニホンザリガニ
とか
銭湯好きなら
#ゲ◯注意 / #貞操死守 / #けものフレンズ
とかになりますよね(記事『銭湯で逃走し貞操を守る昼下がり(悪夢)』を参照)。
しかしながら
インスタ独特の「#」の付け方。なんかあるじゃないですか、ちょいちょい見かけるやつ。↓こういうの。
#旅行 #ただしお一人様 #でもヤバい楽しい #向かうところ敵なし #でも本当は寂しい #行き着く先は天国か地獄か #人生は素晴らしい
↑ それっぽく再現できてる自分に感動してます
このような、ワンセンテンスごとにハッシュタグを付けて文章にしてる投稿。ここでは「ハッシュタグ文章類型」と名付けますが、これに困惑してます。
「……そのハッシュタグで検索する人間……いる?」
って。
でも、きっとこれにも意味があるはずなんです。
試しに、前回記事『「私」という概念を現世に繋ぎ止める近況報告と売切れ間近のワイン』の中で上げた写真の一つ
↑↑↑この写真をインスタに投稿することを想定し、当時の思いを連想しつつ、上記「ハッシュタグ文章類型」を当てはめてみましょう。
#夕暮れ #遠い目 #疲労困憊 #ただし良い景色 #この景色に癒されているんだと必死に自分に言い聞かせる #思い込みだけど #財布落とした #名刺入れ落とした #ワインセラーぶっ壊れた #神は死んだ #かくなる上は #湖 #入水 #餌になるのも悪くない #魚さんご飯だよ #来世に期待
……
この世の地獄みたいなインスタになりました。
ラグジュアリーは、フォトジェニックは、一体どこにいったのでしょう。私のいる世界線には存在しないのでしょうか。仄暗い水の底に沈んでいるのでしょうか。
この投稿を目にした人が鬱になるサブリミナル効果としては抜群です。
ハードルが高い。怖い。よし やめよう
こうなるわけです。
3:空虚な写真群
インスタに参入するなら、やはりインスタ映えする写真の撮影、及び選別は必須事項です。
・食べ物
・風景
・人物
ってのが、主なジャンルになるかと分析します。
食べもの写真
私、これがなかなか達成出来ません。
なぜかって、目の前にご飯やケーキがやってくるじゃないですか。すると
(やっっふ〜〜〜ぃ!!! うんまそう〜 いただきまーーーすハフハフパクパクパク)
料理の撮影とか、頭からぶっ飛んでます。
いくら前もって「よし、次回のご飯の時こそは…」って心に決めていても、「あっ」って気がついた時にはもう完全に食べかけです。目の前に広がるのは残骸ばかり。
インスタ映えもくそもありません。そんなにひもじいのかよって。
お願い、そんな可哀想な子を見る目で見ないで。
食事が来たら、欲望を抑えてまず撮影
これを自分に叩き込まねばなりません。
風景写真
「インスタに投稿できるイイ感じの写真、何かないかな」
と、アルバムから最新の目ぼしい写真を漁ってみますえ 何これ全然面白くないんですけど。
あと天気すごい悪い。なんか前にも同じこと書いた気がする。何なの?崩壊後の世界?裏世界なの?センスもさることながら、天がまったく味方してない。
何のために撮ったのでしょうか。ちょっと自分でもキモいです。
これではまったくインスタ映えません。
人物写真
インスタで人物って言ったら、もう自撮り写真に決まってますよね(偏見)。
インスタグラマーを目指すなら避けては通れません。ここは是非とも押さえておきたいポイントです。
最近ネットで見かけたんですよ。「話題のインスタグラマー」って。
奇跡のアラフィフ!イケメンすぎる50歳フォトグラファーのインスタグラムが話題♡
ほえ〜 50歳のイケメンか。女性の言う「イケメン」って、男とまた感覚違うからなぁ。そんなイケメンでもなかったりするn……
イケメン過ぎるわふざんけんな抱いてください
インスタで世界中から大人気、Chuando Tanさんって方。脅威の50歳。
細胞レベルの敗北を今、実感してます。
これはフォトジェニッてますね。この甘いフェイスと肉体美があれば、そりゃ自撮りしてインスタに投稿するのが彼の使命と言って差し支えないでしょう。
女性は当然のことながら、銭湯で私を追いかけ回したゲ◯がもしも彼だったら、私だって道を間違えていた可能性があります。
ちょっと私も自撮りしてみましょう。ここには私しかいませんし。
私、自分の顔面が写った写真とか見ると嘔吐するかじんましんが全身に広がる体質なんですけど、インスタって編集とかあるんでしょ?
セピアっぽくしたり白黒にしたりボカしたり。それを使えばまぁイイ感じに見れる自撮りになんじゃn……
いや こ っ わ 。ホラーかな?
なに?心霊スポットに写真撮りにきた人?間違えてインカメラにしちゃったの?なんなの?ふざけんな期せずしてホラー画像が撮れたわ。
今アップロードして、「ヒッ…」って声出でた。
明るいとこで自撮りをする勇気がどうしても湧かなかったので、「部屋暗くしてボカそう」と考えたのが仇となりました。
はぁ
なんという落差。もうナイアガラの滝も怖くない。
やべぇレベルのイケメンですね、この人。本当に同じ人類なのでしょうか。これ3DCGとかじゃないの?
ちょっと、こう、もうちょい対抗できないものでしょうか私。
やっぱり明るいとこで自撮りするのはキツいんですが。むしろ明るくしたらChuando Tanさんとの落差がより輪郭を帯びるので勘弁してあげたい。
あれか、色味かな。色味の編集と、あと角度を変えたら、もうちょいフォトジェニックな自撮りが成立するんじゃないk……
ブレア・ウィッチ・プロジェクトかな?
それとも稲川淳二?稲川淳二なの?変だな?おかしいな?ぞぞぞぞ~って?
再び心霊スポットにやって来ました。彼の目の前には、どんな凄惨な光景が広がってるんでしょうか。
結論として
ダメだ。怖い。やめとこう。
こうなるわけです。
以上、私には「インスタは時期尚早」という結論に至ったお話でしたが
個人のインスタは気が向けばやるかもしれませんが、弊社シェルドレイクとしてのインスタアカウントはそろそろ開始しようかなって思っております。
↑このワンセンテンスを言うがために、長ったらしい記事を書いたんですけど、写真だけで伝えるって、本当難しいものですね。
最後に、今一度、インスタを意識した私の全力のフォトジェニックをご披露して、本日は失礼します。
みなさま、素敵なインスタライフを。
いやだから こ っ わ
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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