オトナ可愛い男子に、私は、なる
〜 前回続き 〜
さて、自分の映る写真を直視できない私にもたらされた、「メイクアップ アプリ」なる一条の光。 「理想の自分」になるため、私は奔走するのであった。
前回の感じで、この人。
って う うわぁ……
この 面構えの悪さ たるや
↑の彼には、こんな不満があります。
目に生気がない
肌に生気がない
逆にアゴに生気あり過ぎ(主張し過ぎ)
なんかキモい
これらを何とかしてみましょう。匠の腕が鳴ります。
1,「フィルター」で全体に淀む暗黒の邪気を払おう
前回の例のように、まずは単純にフィルターにかけてみます。
おぉ 井の頭公園の池から、ベランダのバケツに溜まった雨水に生まれ変わりましたね。 匠の技、早くも期待大です。
これらのようなコマンドを選択し、順次整形をしていきます。
2,「肌磨き」で漏れだす瘴気を擦り落とそう
まずは「肌磨き」コマンドで、歴戦のボロ雑巾の様な肌をなんとかしましょう
こんな感じで、気になるシミやソバカス、暗い部分を、スマホ画面上でこすり、文字通り“磨いて”いきます。 なんかよくわかんないで、とりあえず匠、めっっちゃこすります。
その結果がこちら。
おぉぉ
フィルターからさえも逃げおおせ滲み出ていた瘴気が抜けましたね。 ウォーキング・デッドの肌に、生気が蘇りました。
3,「肌色」を100%全振りして属性を転換させよう
次に、「肌色」コマンド。 なんかよくわかんないので、とりあえず肌色100%にしました。 「もらえるものはもらっとけ」の精神ですね。
おぅふ
闇属性から光属性への転生が完了しました。 いい調子です。
4,「顔体痩せ」でもういっそ骨からゴリゴリ削っていこう
次に、「顔体痩せ」コマンド。 ココが重要です。
何と言ってもメインの懸案事項、「アゴが主張し過ぎ」を一掃できるコマンドですからね。 この忌々しいアゴの輪郭、ゴリゴリ削っていきます。
わふぅ
ドワーフの斧を思わせる忌々しいアゴが、見事に削り取れました。
これで、「暖簾をくぐると毎回アゴが引っかかって大変でしょ」という嘲笑に晒されることもありません。
ついでに、「輪郭」コマンド。 これもまた、なんかよくわかんないけど、とりあえず100%に振りました。
5,「目を大きく」「明るく」してザリガニの目から人間になろう
次。「目を大きく」コマンドで、死んだザリガニの様な暗く眠い目を大きくして活力を与え 続けて「明るく」コマンドで、無を凝縮した様な暗い瞳に一筋の光を与えます。
やっほぃ
ドブ川ザリガニの目から、黒曜石を思わせる清廉なる輝きが生まれましたね。
いい感じに、私の理想に近づいてきました。
さて、土台はこんなところでしょう。 ここからいよいよ、化粧を施していきます。 「可愛いは造れる」ってやつです。
6,もういっそ化粧もしちゃって現実を忘れよう
ここまでくれば、あとは仕上げです。 オトナ可愛いメイクアップで、暗い自分にバイバイします。
まずは「ファンデ」で地ならし。
「リップ」で色っぽさをバウンス。
「チーク」で愛らしさを演出。
「アイシャドウ」で妖艶さを放出。
「アイライン」でお目目パッチリと。
「まつげ」で華やかさをプラス。
そして
「二重」をがっつり付けて ついに、完成です。
なんてことでしょう(BGM IN)
井の頭公園の池の底を思わせる、一人の仏頂面だった一人の男が
匠の手によって 妖艶さと愛らしさの同居する、見事なブs…いやオトナ可愛い男子に転生しました。
これで、「自分の顔キッツい」と頭を悩ませることもないでしょう。
…
いやぁ
違う意味で キツいなぁ。
私をオトナ可愛く整形してくれる方 募集しております。
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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ
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